ARCHIVE

COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
ウインターカップ始まる

 高校生の最後の戦い。今年度の最終締めくくりとなる大会、ウインターカップが始まった。高校3年生にとって最後のゲームになる、非常に盛り上がる大会でもある。一つ一つに思い入れがあり、勝利敗戦で一喜一憂するのである。夏のインターハイ、秋の国体もそれぞれ思い入れがあるが、この冬のウインターカップに関しては今年度の総決算という様相もあり、一味違う大会である。

 女子が先行して開幕、次いで男子という格好であるが、留学生が多いのも特徴である。他の種目ラグビーなどでも留学生が目立つが、バスケットの5人の中で1人という形は他の種目よりもゲームの勝敗に関する影響力は大きいと思われる。何しろほとんどの留学生がセンターというポジション、つまりゴール下のか要になるのである。リバウンドなどゴール下の高さを生かしたプレイは圧巻というほかない。豪快なダンクにパワフルなプレイと対応するのがとても難しいのである。 ただ逆の見方もあり、諸外国と対戦するときは、この留学生レベルのプレイヤーと対等に戦わなければ国際競争力はなくなるわけである。非常に難しいことはわかるが、どうにかしてこの留学生相手に勝利することを考えなければならない。また、いつか対等に戦うフィジカルも身につけなければならない。現在は全国を見渡しても対等に戦えるのは1人、2人くらいかと思われる。ここが日本としては劣っている部分かもしれない。手をこまねいてみているわけにはゆかない、どうにかしなければ。
 大会自身は、男子は宮城代表、インターハイの覇者明成高校が優勝候補筆頭であり、その他はチャレンジマッチとなる格好である。女子は愛知県代表の桜花学園、ここ数年連覇中の圧倒的な強さを誇るチームである。しかしここ数回岐阜女子が力をつけてきており少差での戦いとなっているだけに面白い。この岐阜女子と大接戦を展開したのが新潟、開志国際である。女子は波乱含みの要素もあるが、経験値大の桜花がやはり勝つのではなかろうかと予想する。

2015/12/24

全日本学生選手権終わる

 先週1週間をかけ男女の学生選手権、通称インカレが東京、代々木を中心に行われた。男女ともに関東勢が上位を占める成果であった。特に男子に関しては従来通りとみる方も多いが、上位のベスト4がいずれも関東であった。そして驚くことに男女の優勝校が筑波大であったということである。アベック優勝という言葉を使ってよいのか定かではないが、久しぶりの史上でも類を見ない結果であった。

 ショットクロックの変更という、ルールの変更とともに、まだ慣れていないという部分も多少見受けられるのであるが、ゲーム自身がスピーディーになり、観ているファンにとってはこの上のない状況である、しかし指導するコーチ陣にとっては、これほど不安定要素が加わるとは思ってもみない状況となった。

 男子の準決勝、決勝ともに、3ピリオドが終わった状況で、30点、33点と今までにあまり見たことがない点数が成果として出てきた。ポジティブに考えればディフェンスが素晴らしいと言わざるを得ないのであるが、ショットクロックの短縮がこれほどまでにプレイヤーに精神的に追い込むのかと思い知らされたとも感じた。これから高校生が始まるが、ウインターカップ、同じようなことが起こらなければよいのであるが。時間が無くなると、不思議なことにタイトなジャンプショットばかりを放つ傾向になり、ペイントエリアへボールをつなぐとか、ドライブを仕掛けるとかという部分がまるでなくなるのである。とても面白い状態である。これを打破するチーム、もしくはジャンプショットが高確率で決まるチームが、勝利を得ていたように感じた。このルールが定着するとともに、今まで以上に戦術戦略が駆使されると思う。またそうであってほしと願いたい、それでなければ日本の進歩はあり得ない。

 国際ルールはすでに変更されたルールであり、オリンピック予選などこのルールで行われたわけであり、トップリーグなど日本を代表するプレイヤーはすでになじみがあるが、大学生以下は今年からであり、これからだという印象が強く残った。これからに期待したい。

2015/12/03

NBA開幕と今後に関して

 NBAが開幕して昨年の覇者ゴールデンステイト・ウォーリアーズが快調に勝利している。

 しかし、NBAの記者たちからは批判的な意見も出ている。ウォーリアーズの戦い方は、従来のNBAの戦術戦略と大きく異なる。スピードを重視したしかもアウトサイドのシュートを中心に組み立てる格好である。今までは、インサイドをこじ開けてまでゴール下にこだわり、力強さや高さを重視して戦術戦略を立ててきた。そしてインサイドにディフェンスが釘付けになった瞬間にアウトサイドからのシュートという格好であった。しかしウォーリアーズは異なる、まるで逆転の現象である。アウトサイドにディフェンスを膨らませて、そこからインサイドにつなげるという、まるで逆転の発想なのである。

 この戦い方に異論を唱える記者が出てきているのである。ぶつかり合いのない、コンタクトのない戦い方はどうなのだろうか、コンタクトの激しさ、そこからの得点というのも、見せ場ではなかったのか、軽業師のようなコンタクトのないきれいなバスケットに批判的なのである。豪快なダンク、ディフェンスの頭の上からたたきこむ豪快なダンクに魅了されているファンも少なくはない。

 ただ、日本のサイズなどを鑑みると、とても良い見本になっているチームには違いない。一方では、誰もまねができないような高さ、パワフルさは、NBAならではの特権なのかもしれない、非常に難しいことではあるが、ウォーリアーズはこの難問を解決していかなければ、連覇は遂げられないのかもしれない。意地になっているのか、ここ開幕からのステフィン・カリーの得点、素晴らしいを通り超えて怖いくらいである。小柄なプレイヤーの旗頭として、子どもたちの夢を乗せて、これからも続くであろう活躍に期待をかけたい。

 これから如何にしてゲームを展開するのか、ウォーリアーズの戦いに関心を持って見続けて行きたいと思う。まだまだ始まったばかり、チームはこれから大きく変貌してゆくであろうから、とても楽しみでもある。

2015/11/13

大陸予選終わる

 先週末にアジア大会が終了した。結果は中国の優勝で終わった。中国は1980年に国際大会に復帰後、一度もオリンピックを外していない。つまりアジアの頂点に座り続けていると言える存在である。今回もアジアいや世界でも類のない大きさを表現した。何といっても7フッター以上を4人そろえてのゲームであった。213、214、215、218である。数字だけを見ると身長とは思えない高さである。しかも年齢も若く将来性を感じさせてくれた。特にスターターで出場した、218のプレイヤーは、19歳しかもセンターのポジションでありながらフォワードもできそうな俊敏さであった。

 では日本代表はどうだったかというと、念願であったオリンピック出場は準決勝で敗戦したため叶わなかったが、18年ぶりのベスト4、そして来年7月に行われる世界最終予選に出場が決まった。大会前は、予選を抜けるのが大変、そしてトーナメントに出場しても初戦を抜けられないのではと言われていた。大会初戦もイランに大敗して、これでは前と何ら変わっていないとまで言われるほどであったが、2ゲーム目から日本は大変身をした。100点ゲームそして今までほとんど勝てなかったチームにも大勝する成果、たった1週間くらいの間にゲームをしながらチームがまとまり相乗効果を発揮したのである。今回ベスト4に中国、フィリピン、イラン、日本であったが、今までここ数年のことを考えると、東アジアの韓国、台湾がいない、中近東、湾岸のレバノン、カタール、ヨルダンがいない、ここ数年の成果と大きく異なったのである。

 これで、ヨーロッパからは、スペイン、リトアニア、アメリカからは、ベネズエラ、アルゼンチン、アフリカからはナイジェリア、オセアニアからはオーストラリア、アジアからは中国がそれぞれ出場、世界大会の覇者であるアメリカと開催地枠のブラジルが出場決定しており、あとは世界最終予選で3か国が決まり12チームとなる。本当に狭き門である。

 世界最終予選は、7月に開催され、決定した国は最終予選決定後2週間したらオリンピックが開催されるという大変な日程である。

 オリンピック関連はこれで来年まで一時終焉、各国のそしてユーロのリーグが本格的に始まる。日本もbjリーグは始まったが、NBL、WJBLが今週末から始まる。バスケットシーズンの開幕でもある。楽しみな時間が始まる。

2015/10/08

リオ予選、アジア大会

 リオオリンピックアジア大会が現在中国で行われている。2次ラウンドまで終わり日本は久しぶりにベスト8になり決勝トーナメント出場が決まった。次の1回戦がとても重要であり、この戦いに勝利すると大きな光が見えてくる。ベスト4であり、あと2勝したらリオオリンピックであるが、もし敗戦してもオリンピック世界予選に出場ができ、世界に久しぶりにコマを進められることになる。

 日本男子は、1976年モントリオールオリンピック以来オリンピックに出場していない、世界大会もアテネ、日本開催の2回にしか出場していない。したがって大変なことであり、もし出場すると快挙となる。1980年中国が国際大会に出場以来、ほとんどのアジアの大会は中国に牛耳られていると言っても過言ではない。それくらい中国は脅威の国なのである。現在開催中であり、今週末にはすべてが終了するが、中国で開催していることもあり、また身長や体格に関しても圧倒しているだけに、勝利する確率は非常に高い。

 現在のアジアの模様は、東アジアの中国、韓国、日本、時々台湾がここに加わる、今回台湾は1次リーグで落ちてしまった。南アジアは、フィリピンがここ数年充実した成果である。中央アジアでは、カザフスタン、中近東は、カタール、イラン、湾岸のレバノン、ヨルダンがそれぞれ良い成果を出している。ここ数年は、イランがサイズもあり充実した成果を出している。NBAにもプレイヤーを輩出している。またカタールは、いつも誰が出てくるか、ゲームにならないとわからないという怖さがある。カザフスタンも、サイズがあり旧ソビエトらしく強化が著しい状況だ。侮れないのが、最近心境著しいインドである。ここもサイズがあり、NBAが注目するプレイヤーがいる。末恐ろしい存在であり、ここ数年で大きく変化する一番手ではないだろうか。

 今週末、日本とフィリピン、イラン、そして中国などが対戦する、目が離せない状況だ。ぜひ中国へ皆さんの声援を送ってほしい。がんばれニッポン!!

2015/09/29

リオオリンピック予選②

 先週に続きオリンピック予選ヨーロッパが終わった。激戦の地域であり24チームが凌ぎを削っての戦いであった。予選で敗戦したまさかの国が、ロンドンオリンピック銅メダルのロシア、予選リーグで敗戦した。また、強豪国と言われるドイツ、NBAダーク・ノビツキーがいたにもかかわらず予選敗退であった。ここの予選リーグは、セルビア、スペイン、イタリア、トルコとその中に入れなかったドイツである。接戦をものに一つもできなかったのがドイツだったのである。

 そして各予選リーグの上位4チームが決勝トーナメントにコマを進めた。1回戦から激戦であった。しかも予選リーグとは異なりノックアウトゲームのトーナメント、死にもの狂いの戦いである。異常な緊張の中での戦いでもあった。ほとんどが上位(予選での成績)チームが勝ち上がった。番狂わせはなかった。日本代表のラグビーではないが、もっと番狂わせがあってもと思っていたのだが。再現性の高いバスケットは、やはり番狂わせは少ないと言われる証明であったのかもしれない。

 そして出そろったベスト8、スペイン、ギリシャ、フランス、ラトビア、セルビア、チェコ、イタリア、リトアニアとなった。いずれの国にもNBAを始めユーロのビッグクラブ、FCバルセロナ、レアルマドリッド、CSKモスクワなどのプレイヤーを多く在籍させている。ゲームの開始からわくわくする大戦であった。

 スペイン対ギリシャは、2点差でスペイン、予選で2回も敗戦したチームが立て直しでやっとの思いで勝利した格好であった。フランス対ラトビアは、フランスの圧勝であった。今回の会場がフランスであり地元の利を得て大勝であった。セルビア対チェコは、セルビアが貫録勝ち、イタリア対リトアニアは、延長戦の末やっとのことでリトアニアが勝利した。リトアニアは新旧交代期であり、うまくチームを立て直した成果が実った格好である。

 準決勝は、スペイン対フランス、この戦いは因縁の戦いでもあり、最初から終始戦線であり、延長戦にもつれ込む戦いであった。スペインが最後は経験値の差異を出して勝利したが、ガソールの得点がなければ勝利できなかった。40点を荒稼ぎである。もう一つは、セルビア対リトアニア、旧ソ連対旧ユーゴスラビアの再現とまで言われるほどの戦いであった。戦前の予想では、セルビアと考えていたが、最後の最後でリトアニアが勝利した。

 最終のファイナルは、スペイン対リトアニア、若いリトアニアがベテランスペインへのチャレンジマッチであった。しかしゲームの序盤でスペインにイニシアチブをとられ、結局大差でスペインが優勝となった。スペインは最後の決勝戦が最も楽勝なゲームとなった感じでもある。MVPには勿論パウ・ガソールが選出された。

 来年のオリンピック、このスペインにアメリカがどのような戦い方をするか。スペインも今回出場していない、ルビオ、カルデロンのポイントガード、イバカ、マルク・ガソールのインサイドが加わると思われるので、アメリカもただでは勝てないようにも思われる、今から楽しみである。

2015/09/24

リオオリンピック大陸予選

 リオオリンピックの大陸予選が真っ盛りである。8月中旬にはオセアニア代表が、男女ともに実力国のオーストラリアが優勝した。そして現在、ユーロ、ヨーロッパ大陸の予選が行われている。24か国が参加して、大接戦をしている。(詳しくは後述する)

 なんといっても皆さんもご存じのように、アジアで2連覇した日本代表の女子、ついに実力でアジア代表枠を確保、リオデジャネイロオリンピック出場権を得たのである。快挙であるといっても過言ではない。アジアチャンピオンには3度、このうちの2回がこの連覇である、したがって長い歴史の中、連覇したのは初めてでありオリンピックに出場するのは、しかも1位通過はすごい快挙なのである。ヘッドコーチの内海氏は、名実ともに名将と呼ばれる存在となったといえるのではないか。女子は地道な努力の上、幼少期からの一貫指導が実を結び、こうしたここ連覇はすごい成果であったといえる。アンダーのカテゴリーU-16,U-18は常にアジアのトップとして世界大会に出場、翌年に行われるU-17,U-19の世界大会は、ベスト8は勿論のこと、ベスト4にはいる、または入れそうな成果である。その成果がトップの代表にも良い影響を及ぼしたともいえる。オリンピックに期待が持てそうであり、是非ともメダルチャンスかとももう。男子は来週から行われるが、是非とも期待に応えられるような成果を出していただきたい。

 ところで、先ほど触れたユーロであるが、予選がはじまりまだ3、4日しかたっていないにもかかわらず、大接戦の様相である。前回ロンドンオリンピック銀メダルのスペインが、予選で早くも2敗、また銅メダルだったロシアが3連敗と予選敗退の様相である。優勝候補とまで言われた強豪国が、この成果を誰が予想したであろうか。スペインは、ルビオ、カルデロン、マルク・ガソール、イバカといずれもNBAプレイヤーであるが、けがで欠場、これが大きく影響して特にポイントガード不足でゲームがコントロールできず、このままでは予選通過が危ぶまれる成果である。パウ・ガソールがいても、それほどまでに高いレベルのユーロの戦いなのである。ロシアはいまだに一つも勝利していない、こちらはスターたちすべて欠場、NBAプレイヤーゼロで戦っている、しかも前回メダル奪取の際のヘッドコーチは、すでにNBAデビューしており、すべてが前回とは異なるわけで、経験のない新人が多く、これで勝てるほどユーロは甘くないという評価である。また、蛇足であるが、ドイツはNBAを代表するフォワード、ノビツキーが出場しているにもかかわらず、こちらも接戦をものにできず。敗戦ばかりで負け癖がつきそうな勢いでもある。接戦を連敗すると、いやなイメージがついてしまう。

 来週、再来週には来年度に行われる世界予選以外の代表が決定する。非常に楽しみな週でもある。ぜひ楽しみにしていただきたい。

2015/09/14

日本の夏、高校、中学の大会終わる

日本の大会が、高校野球で盛り上がった夏休みであるが、バスケットボールも盛り上がった。高校は京都を中心に7月末から8月上旬に、そして中学校は、今週に東北、岩手一関でそれぞれ大会が行われた。

高校は、本命中の本命が優勝した。男子は宮城県代表の明誠高校。女子は愛知県代表の桜花学園高校。いずれも前評判通りの成果であった。その他に関して特筆すべきは、外国籍選手の台頭だ。準優勝した男子の桜が丘(愛知)も、そして女子の岐阜女子(岐阜)も、それぞれセネガル出身の選手がセンターを務めた。日本の高校生も、諸外国の高校生同様、外国籍の選手が多く出場するようになったといえる。逆に上位に日本国籍のみで勝ち抜くチームの存在は、まれになってきている現状でもある。

中学校は、男女ともに久しぶりに関東勢が優勝を飾った。男子は、東京代表の実践学園が、女子は、所沢山口が、それぞれ優勝した。男子は春のジュニアオールスターで優勝した岡山が圧倒的に優位と言われていただけに、決勝戦で接戦を制して優勝した実践は、選手もコーチも素晴らしかったといえる。また女子に関しては、所沢山口が圧倒的な強さで楽勝した。

中学校は、これから本格的にルールの変更がなされるわけで、ディフェンスの制限を受けての大会が次回から実施されるわけで、大きな変革もあるのではないかとも思われる。

これから高校は、日中韓が行われる。今シーズンはU-18のアジア大会がないため、この大会が今年の高校生にとって最大のゲームとなる。強化を考えるとこの東アジアの3ヶ国でイニシアチブを取りたいものである。女子は十分に狙えるチャンスがあるように思われるが、男子は非常に難しい状況である。

中学校はこれで一回引退、来春の高校入試を経てからとなるが、完全休憩はやめてほしいところでもある。来春までのこれから6か月、完全休養は、復帰まで3か月以上かかってしまう、是非とも勉強もしながらうまく時間を使って練習を続けてもらいたいものでもある。

2015/08/27

ユース年代の大会始まる

今月末のインターハイ、京都大会を皮切りに、中学校の全国大会(岩手開催)など目白押しである。しかも来月8月半ば過ぎには全国9ブロックで国体予選も行われる。夏休みの声とともに大会が始まるこの日本の風物詩のようでもある。ところが、世界的には、オリンピック予選にアンダーのカテゴリーの大会など国をかけての対戦も同時期に行われるのである。勿論どちらが優先かと言えば、考えるまもなく国際ゲームである。国際競争力のない競技は、衰退してゆくといわれており、まさしくその考え方に合致するのである。

ところで今年のインターハイは、どこが目玉なのか。勿論昨シーズンの最終で決勝戦を戦った同士、チャンピオンだった宮城、明誠と福岡、福大大濠が今回も優勝候補の筆頭であろう。しかし、愛知、桜ヶ丘、京都、東山など外国籍のプレイヤーがいるチームは何が起こるかわからず、侮れない存在である。従来の形と大きく異なる展開が予想される。スキルの向上、運動能力の向上、世界からの情報が多々入ってきている関係から、新たなる戦術戦略を駆使するチームも多々出てきている。とても面白く、一戦一戦目を離せない展開が繰り返されると思われる。また、女子は愛知、桜花学園と千葉、昭和学院の争いが続くと思われ、ここも非常に楽しみでもある。このカテゴリーでは、世界でベスト8以上の実力があると思われるため、その当たりの対戦を見るのも面白い。

また中学校の全国大会は、最近発表になったルールとしてミニバスケット、中学校はゾーンディフェンスが禁止となった。したがって、ディフェンスの仕方にこれから工夫がなされると想像できるわけであり、非常に興味が持たれるところである。また、学校単位のところにクラブかが合わさったところが優位になっており、そのあたりを調べるのも非常に面白いと思われる。

国体の予選は、本国体が和歌山で9月末に開催されるわけであり、予選から1ヶ月あまり、いつもより調整が難しい国体になりそうである。そして日本協会は、この国体の少年のカテゴリーをU-16にすることを決めており、近づくU-16に各県がどのようにして準備するか、そのあたりも非常に興味津々でもある。

今月末から始まる2ヶ月に全国大会がたくさんあるバスケットボール競技に注目である。

2015/07/16

今シーズンのNBAファイナル

火曜日(日本時間水曜日朝)に今シーズンのチャンピオンが決定した。40年ぶりのチャンピオン、ゴールデンステイト・ウォーリアーズとなった。しかし今シーズンのチャンピオンは、ここ数年とは大きく異なることがある。新しい事柄がたくさん出てきたシーズンでもある。これからのNBAに大きく影響を及ぼすであろうシーズンであった。

何が大きく変わったかというと、戦術戦略面で大きく変化があった。従来は、インサイドに大きなビッグマンがおり、外と中でバランスよく攻撃するパターンがノーマルであった。ところが、ウォーリアーズは、スターティングラインアップからCの存在がない、つまりインサイドプレイヤーがはっきりといないのである。従来の役割のプレイヤーがいないわけであるから、おのずと異なる仕掛けをしなければならないわけである。如何にインサイドにボールを集められるか、そしてリバウンドを制することができるかという戦いであったが、ウォーリアーズはインサイドにボールを集めるのではなく、アウトサイドの圧倒的なシュート力で、その得点をカバーするどころか上回ったのである。圧倒的なエースのカリーが、新記録のプレイオフでのスリーポイント決定数、従来59本であったものを約倍の98本、またシューティングガードのトンプソンも歴代の3位と圧倒的なアウトサイドの成果であった。本来インサイドで確実に得点を奪取するのがオーソドックスであった、しかしアウトサイドでリズムをつかみ、不安定と言われたアウトサイドで得点を重ねるという、不安定という形を安定度のある形にするために攻撃回数を多くする攻撃方法をとり、相手を圧倒する得点で勝利を得るのである。まさに高速バスケットの完成形なのかもしれない。

アグレッシブなディフェンスから素早い展開からの得点、しかも数的優位な時にはゴール下での得点を、人数優位でもアウトサイドを常に狙うという、今までにない格好である。

面白いし思わず日本人のサイズのない我々にとって見本となるような戦術である。将来的にとてもうれしい戦術の完成形でもある。

2015/06/19