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COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
NBAファイナル大詰め

 NBAのファイナルが大詰めを迎えている。6戦を終わり3勝3敗のまったくのイーブン、久しぶりに見る実力伯仲のベストゲームでもある。今週木曜日(日本時間金曜朝)にすべてが決定する。
それにしてもここまで交互に勝利する展開になるなど誰が予想しただろうか。プレイヤーの実力もさることながら、コーチングスタッフ陣の力もすごいと考える。その中でも両チームのヘッドコーチ。スパーズのポポビッチは、士官学校出身のマスター学位を持つインテリ、しかも専攻が戦術戦略の立案、実行とまさに戦争のスペシャリスト(言い方が良いかは不明であるが)である。対するヒートのヘッドコーチ、スポールストラは、ビデオコーディネーターからのたたき上げ、つまり映像からの分析、反映のスペシャリストでもある。双方ともに連続して敗戦しないという部分に関して、そのすごさが証明しているとも取れる。

 チーム事情を比べてみると、スパーズはベテラン中心にセットオフェンスの確率が高くそしてその力を集中させるカリスマポイントガードとベテランスーパースターがいる。対するヒートは、ビッグ3といわれるNBAを代表するスーパースターがいる。ゲームペース的には、速くて点数をたくさん取りたいヒート、高確率でじっくりとしたペースでゲームをしたいスパーズという格好である。このペースをゲーム中に如何にイニシアティブをとるかである。このゲーム6に関しては、いずれも数分ごとにイニシアティブが両チームに移るというまさに接戦、観ている我々にとってはこの上ない好ゲームであった。明日の最終戦に期待をかけたくなる。

 私としての私見であるが、もしかするとスパーズの看板、ダンカン、そしてジノビリが引退するかもしれない。そうなると勝ち逃げさせたくない、というのは永久にあのときのスパーズのほうが強かったのでは、と常にいわれ続ける可能性があるからだ。以前にもブルズが、ジョーダンを擁してチャンピオンに、あのチームも常に比較対象にされるわけである。したがってまだ引退しないヒートに連覇させたいとも考える。

2013/06/20

NBAファイナルが始まる

 今シーズンの幕を閉じる、バスケットシーズンの最後を飾るNBAファイナルが始まった。

イースタンチャンピオンのマイアミ・ヒート、対するはウエスタンチャンピオンのサンアントニオ・スパーズ、いずれも王者らしく特徴を持ったチームである。ヒートは昨シーズンの王者でもありビッグ3と言われるレブロン・ジェームスを中心としてウェイド、そしてボッシュの豪華なスピード感あるチーム。それに対するは、ダンカンというベテランセンターを擁し、ガード陣にトニー・パーカー(フランス)とマニュ・ジノビリ(アルゼンチン)と言うこちらも豪華なメンバーのチームである。
また見方を変えると若手からベテランに変わりつつあるヒート、ベテランのスパーズという見方もできる。もしかするとベテランのスパーズは今シーズンがこのメンバーがそろうのが最後かもしれないくらいである。またヒートもビッグ3が編成されるのが最後かもしれない。そう考えるとこの豪華な戦いがみられるのが最後かもしれない。

 6月11日現在で、第1戦、2戦が終わり1勝1敗の成績。双方ともにチームの長所が前面に出ての戦いであった。1戦目は、ホームコートアドバンテージのあるヒートがリードするも、じっと我慢をして最後のクォーターまで追いかける体制であったスパーズ。最終の残り5分から一瞬の隙を突き一気に逆転そのまま逃げ切った。まさにベテランらしい戦いぶりであった。2戦目は、ヒートとスパーズは3クォーター終了時点まで接戦を演じた。ところが最終クォーターにヒートが爆発一気に20ポイントの大差をつけ完勝である。ヒートがホームの優位を使って2戦2勝するのではないかと大方の見方であったが、現実は五分の星、これからがもっと面白くなった。
 バスケットボールゲームの場合、完成度が高くなるほどに実力通りの成果が出ると言われており、特に短期決戦ともなるとホームが優位と言われてきた。ところがこれだけのベテランチームになってもわからない展開、我々にとっても目が離せない。
 ホームは今までのプレイオフは、2-2-1-1-1という形であったが、ファイナルだけは、2-3-2という形であり、ヒートで2戦、スパーズで3戦、そしてヒートで2戦という格好である。ホームコート優位ということもここ2戦を見るとあまり関係ないということになる、もしかすると体力勝負に最終的にはなるのかもしれない。ベテラン多いスパーズにとってつらいのかもしれない。ただヒートもけがをおして出場しているウェイドがいるだけにいつ壊れても不思議はなく、何が災いするのか皆目見当がつかない。

2013/06/13

NBAファイナルの対戦カードが決定

 やっとNBAファイナルの対戦が決まった。
ウエスタンカンファレンスは延長などをする大接戦になったが、結果は4-0のスウィープ、スパーズのベテラン陣(ダンカン、ジノビリ、パーカー等)が大事な時間に大活躍、さすがにゲーム巧者だと思わせるゲーム運びであった。ウエスタンカンファレンスファイナル初体験のグリズリーズは、自らのリズムを与えてもらえず、悔しさの残るシリーズだったはずである。
これに対してイースタンカンファレンスは、ベテランのヒート対若手のペイサーズという、まさに新旧交代を思わせるゲームであった。それぞれホームで無類の強さを発揮、隙さえ与えずガチンコ勝負、観ている者にとってこれほど面白い展開はなかった。しかし、7戦までもつれた結果は、ベテランのヒートがペイサーズを圧倒し、この接戦のシリーズにピリオドを記した。ベテランと新人の意地の張り合い、しかもゲームをするたびに競技力が向上するペイサーズの面々、特にP・ジョージ、R・ヒバートなど、サイズがありアスレティック能力もあり、そしてボールハンドリングもよいという、これからが楽しみな2人でもある。

 さあ、待ちに待ったファイナル、NBAの今シーズンの最終シリーズである。いろいろ噂されるがどちらが優位なのか、非常に微妙である。ベテランが多いスパーズが、1週間以上の休みがあり、この休みが優位に働くという見方、逆にレギュラーシーズンからこれほどの休みがなかったため、ゲーム感がなくなったのではという見方。
一方ヒートは、カンファレンスファイナルで7戦戦ってすぐのため体力的につらいのではないか、けがを抱えるウェイドを筆頭に、ビッグ3と言われている3人(レブロン、ウェイド、ボッシュ)がはっきり言って機能していない。レブロンのみが孤軍奮闘といった感じである。この状況からするとヒート不利ということになるが、ホームではめっぽう強いヒート、ホームコートアドバンテージがあるヒートが接戦をすれば優位に働くのではないかとも考えられる。

いずれにしろ4戦4勝というスウィープはないと思われる。もしかすると最近まれに見る7戦すべてを使うシリーズになるように感じる。特にスパーズにとってこのメンバーでの最後の戦いかもしれない。手に汗握る接戦に注目。

2013/06/06