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COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
アジア大会終わる

 先週末、811日にフィリピンのマニラ市にてアジア大会が閉幕した。

このアジア大会は世界選手権のアジア予選であり、各国とも真剣そのものであった。結果は、イランが優勝、2位以下にフィリピン、韓国、台湾、と続く。この勢力図であるが、先ず中国を考えてみたい。

 

1980年以降(世界に始めてデビューした年)、オリンピック、世界選手権、いずれもはずさなかった中国が敗戦したことが大きい驚きである。元NBAプレイヤーのイ・ジャンリン、そしてワン・ジジといずれも215cmを超える大型プレイヤーをそろえての敗戦、ある意味興味深い状況である。

もうひとつ興味深いことが、世界選手権準優勝したギリシャのコーチが中国のヘッドコーチになったことである。これだけの条件がそろえば誰もが優勝だと思ったにもかかわらず、結果は5位、何が起こったのであろうか。いずれわかる事柄のように感じるが。今はなぜ敗戦したか非常に謎である。

 

 そのほかの国々の戦いぶりは、優勝のイランは着々と戦力アップ、インサイドはNBAプレイヤーであるハメッド・八ダディ、218cmの大型プレイヤーだ。このイランには、ここ数年はどの国もお手上げといった感じだ。

次にフィリピンであるが、今回は開催国であったこともあるが、2万人収容のアリーナをいっぱいにした。テレビのCMにもバスケットプレイヤーが多数出ているなど、バスケットプレイヤーは国民的なヒーローらしい。国を挙げての強化が実りつつある。

3位の韓国は、1988年のオリンピック以降エリート教育がなされ、その成果が現実に実ってきている。

4位の台湾は、アメリカ人の大型プレイヤーが帰化した。この部分がしっかりと表現できれば、成果はついてくる。いずれの国も工夫がはっきりと見える。

 

 では、日本はどうだったかである。成績は9位、これは歴代でも悪いほうといえる。しかし大幅に若返りを図りしかも大型化した。たった2ヶ月少々で成果が出るほど甘くない。仕方のない9位だったと考えるが、今後の大会につなげていってほしい。

 

 われわれは、現在低迷の続いているバスケットボール界をどうにかしなければならない。しかし色々な難問が待っている。指をくわえて見ているわけにも行かず・・・・焦りばかりが出てきてしまう。ファンの方々をがっかりさせないだけの方策をすぐに表現したいと考える今である。

2013/08/19

合宿、トレーニングキャンプ真只中

 

 現在私も合宿中であるが、世界中のバスケットボールプレイヤーはほとんどが合宿中だと思われる。すぐに始まるシーズン目掛けてチーム力アップ、もしくは個人のスキルアップに励んでいる毎日だ。

 

合宿は様々な目的を持つ。

1つはチーム力アップ。チームとしていかなる事柄にも対応できる能力を造ること、特にゲームでは色々な仕掛けがある。その仕掛けに驚くことなくすぐさま対応する、もしくは仕掛け返して相手を翻弄する、リズムを相手に渡さない、常にイニシアティブを取るといったことである。

もう1つは、個々の能力アップ、技量を高めることにある。しかし、すぐにスキルがアップするとも思えないが、個々の限界に如何にチャレンジするかということ、そのことが心身ともの成長を促すと思われる。ここに大きな目的を持つと考える。忍耐強さ、我慢強さなど日本人が最も好きな事柄でもある。

 

 内容に関してであるが、個々の体力等のフィジカル面に関しては、ほとんどはプロのプレイヤーであるがゆえに日々努力しているのが当たり前である。したがって体力面の充実を図ることはほとんどないといってよい。それに比して戦術戦略にかかわる事柄、チームのルール等は、プレイヤー全員が心をひとつにして向かわなければ意志の疎通もなく、チームとしての勢いやパワーが出てこない。ここに一番の合宿の目的内容を持つ。

 

 後は、ゲームシェイプといわれる事柄である。バスケットボールは無酸素運動の塊である。したがっていつ呼吸をするかは個々人により異なる。たくさんのゲームシュチエーションを経験することにより、徐々にではあるがゲームに対応することができる。これを感じ取れなければゲームで大失敗をする。

2013/08/09

インターハイが佳境

 高校生の最高峰のゲーム、インターハイが佳境を迎えている。
全国ナンバーワンを決定する重要なゲームである。プレイヤーも自らの名誉、学校の名誉、地域の名誉などたくさんの期待を背負ってのゲームになる。見ているファンにとっても、今年初めての全国大会だけに地域格差がどの程度あるかというバロメーターにもなる。また、これからのバスケットに関して、進学する者実業団チームに行く者それぞれの進路に大きな影響を及ぼす大会でもある。良い成果が推薦の基準になるわけであり、それがそれぞれより良い大学、実業団への道となるわけである。

 また日本の強化としても、ここから将来の代表プレイヤーも巣立ってゆくわけで、そのまず第一歩を踏み出した大会となる。スキルレベルや身体的なことは、毎年異なるが比較はできない、しかし上位の大学、実業団では学年関係なしに戦いが行われる。そして大学卒業後には、数人のトップリーグプレイヤーが生まれ、5年後にはおよそ各学年が3から4人程度になってしまう厳しき登竜門となる。その手始めとなる大会がこのインターハイとなる。暑い時期に熱い大会となるのである。

 現在インターハイが皮切りに、秋に国体がある。これは国体法に則り、天皇賜杯を争う歴史がある大会である。その後年末にウインターカップがある。およそ5か月間に3度の全国大会なのである。賛否両論あるが、3回行われるがゆえにこのインターハイがとても軽い大会にみなされている感じがあり、30年前くらいは、敗戦すると涙涙の感じがあった。しかし現在は全くなくなりつつある。これでよいのかはわからないが、近々に国体をサッカーのようにアンダー16の大会にしようという動きがある。私としてはそれが良いのではないかと思う。

 本日8月1日、男女ともにベスト4が決定した。体力的にも相当な疲労だとは思うが、最後の栄光を手に取るのはどこか非常に面白い。残り2日目を離せない戦いが待っている。

2013/08/02