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COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
ヨーロッパ予選終わる

 世界選手権のヨーロッパ予選が先日終わった。

2連覇中のスペインが3連覇をするのではないかと、とても評判が高かった。しかし準決勝で、チャンピオンになったフランスに延長戦の末敗れる波乱があり、スペインは結局3位と言うことになった。来年行われる世界選手権は、スペインで開催されることが決まっており、スペインにとってこのヨーロッパ予選は出場しなくもよかったのである。なぜならば開催地枠で出場できるからである。ただヨーロッパ選手権だけを取り出すと、3連覇と言う大金字塔がぶら下がっていたとも言えたのである。ただメンバーがベストメンバーではなく、世界的に有名なNBAプレイヤーのポウ・ガソル、そしてファン・カルロス・ナバーロなどが出場していなかった。来年のスペイン世界選手権は、この2人も出場するであろう・・・そう考えるととても楽しみである。

また、チャンピオンになったフランスであるが、スペインに劣らぬくらいの布陣であり、いずれもNBAプレイヤーばかりである。特にポイントガードのトニー・パーカー、彼の存在はどのチームにとっても脅威であったはずである。NBAでも屈指のポイントガードであり、インターナショナルルールのゲームになると得点をとても取るという印象が残るくらいである。

 

 また、今大会ではスロベニアのジャージ(ユニフォーム)はスポルディング社製であった。もちろんスタッフのポロやトレーナーの短パンなどスポルディングのロゴが大きく映し出されていた。なかなか鮮やかな色使いであった。

 

 これからACB(スペインリーグ)やユーロリーグが始まる。また今週末からNBL(従来のJBLから進化したリーグ)が、来週からはbjリーグが始まる。リーグの開幕であり、1か月後には世界最高峰のNBAが開幕する。とっても楽しみであり期待で胸を膨らませる時間帯でもある。

2013/09/26

東京オリンピックに思う-2

 東京オリンピックが決まってから、色々な動きが出てきている。バスケットボール競技ももちろんのことである。

男子日本代表としては、モントリオールオリンピック以来出場していないオリンピックだけにビックチャンスであるが、逆にいうとこんな時に出場してよいのか(現在史上最悪の状況、特に男子に関しては)とも考える。それだけにこれを契機に一気に世界レベルに浮上しないといけない。そのためには、プレイヤー発掘、育成、そして強化が不可欠である。

現在日本は、エリート教育がやっと始まったばかりであり、まだ機能しているとは言い難い。また発掘に関しても他競技に大きく後れを取っている。レスリングや卓球などは、ナショナルトレセンを中心に小学生をそこで生活させ学校に通わせ、エリート教育を邁進させている。これからどのようにしてバスケットは進ませるのかリーダーシップが必要である。

 

 日本の進むべき道は、あくまでも個人レベルの見解であるが、現在の小学生の高学年から中学生、高校生に焦点を当て強化する必要があると考える。なぜならば、NBAのコミッショナーがオリンピックに年齢制限(現在サッカーにはある。23歳以下)を設けようとしているからである。たぶん2020年にはその年齢制限を受けるのではないかと考えるからである。そのためには、中体連や高体連の協力が不可欠である。現在中体連や高体連は日本バスケットボール協会の中では賛助団体となっており、うまく機能しているとは言えない。文科省をはじめ近い将来にできるのではないかと期待しているスポーツ省(もしくは庁)ができると、状況は大きく異なることが出てくるはずである。それに期待したい。

 

 いずれにしろ黙っていても必ずやくるオリンピックゲームス、積極的に仕掛けて行きたいものである。日本の叡智を絞りこの苦しい状況を脱し良い成果を出したいものである。

2013/09/19

東京オリンピックに思う

 オリンピックが東京に決まった。

とてもうれしく思うと共に、これをうまく契機にしなければという怖さが一緒に去来した。自分に何ができるのか、残された時間は7年。何ができるのだろうか。焦りすら感じてしまう。

 

 日本のバスケットの現状を鑑みると、先日のアジア大会ベスト8にも入れないという情けない成果にとどまってしまった。日本が実力を無くしたともとれるが、現実は中近東や南アジア勢などの実力が思いのほか早く伸びたことが言えると思われる。事実、日本人では田臥が入団したNBAであるが、中国どころか最近では中東のイランのプレイヤーがNBAの座を獲得、しかもゲームの大事なところで出場するという素晴らしい成果を収めている。

それに比して日本は相当遅れをとっていると考える。リーグに関してもNBLが今シーズンから始まるが、サラリーキャップが昨年のJBLより下がった。理由としては順風満帆な経営をするためである。企業スポーツとプロのチームが混在する世界に類を見ないリーグだけに難しいのはわかるのであるが。それに比べて隣国の中国のリーグは、サラリーキャップなど聞いたことはないのであるが、外国籍のプレイヤーのサラリーを見ていると、男子が1億円、女子が5千万円程度、これがノーマルと言った感じ、日本のチームとは比べ物にならないくらいの金額である。リーグの大黒柱がこれだけ差異があるとプレイの差異もあってしかるべき。アジア大会など国際ゲームに差異が出てきても仕方ない。離されている差異を埋めることが急務と考えると、レギュラーシーズンのリーグ自身のレベルをあげなければよい成果など生み出せない。

 

 まだまだ問題山積であるが、ここに表現されているのは、ほんの氷山の一角に過ぎない、以前にも述べたが、早くエリート教育をしなければどんどん離されてゆくようにも感じる。このエリート教育が良いとは言い切れない部分ももちろんあるが、世界の主だった強国は、いずれもエリート教育を行っている。もちろん隣国の中国も韓国もである。まずはここから手掛けてもよいのではないだろうか。

2013/09/12

バスケットボールシーズンがそろそろ開幕

 日本では、男女学生のリーグ戦が始まった。

そして今月末にはNBL(旧JBL)が、来月頭からはbjリーグが始まる。海外もヨーロッパはプレシーズンゲームが始まり、今月末にはユーロリーグ、そして各国の国内リーグも開幕する。アメリカも今月からベテランズキャンプが始まり、徐々にチームが出来上がって行く形である。

 

 いずれのチームもニューチームで一新され心身ともに新たなる決意の元、シーズンを迎える。ただチームスポーツであるからこそ、チームフィロソフィー、そしてチームカラーを表現するチームケミストリーなど調整がとても難しい。1人やる気でも、2人やる気でも、チーム全員が同じ方向に進まなければ力が分散してしまう。

バスケットの場合、5人でプレイするが、111115になるはずが、なぜか5になるのが難しいのである。常に3以上で進めばよい成果も出るが、イーブンか場面によってはマイナスさえある。このような状況になれば、ゲームにならない。しかし全員が気持ちをひとつにすることができると、5という数字が不思議なことに1020を発揮することがある。プレイしているプレイヤーたちは、大きな力が発揮されていることすら感じないくらい集中しており、そして全員の気持ちが一方向に向いている、そんな状況である。こんな状況を人はゾーンに入ったと表現することもある。コーチたちはこの瞬間をゲームに何回表現できるか、そこを目指してプレイヤーたちの力を集約するのである。

 

 チームの力を如何にして集約できるか、人の気持ちは目には見えない。したがってとても難しい、すべてのプレイヤーが虚心坦懐の状態になっていればベストなのであるが。なかなか難しい、だからこそチームプレイは面白いのである。

2013/09/05