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COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
NBAオールスター2014

 216日の日曜日(日本時間月曜日午前10時開始)にNBAオールスターが行われた。前日には、スキルスチャレンジやスラムダンクコンテストなど盛りだくさんのイベントが開催された。とても面白いイベントであった。従来のレギュレーションと少し変わった新たな趣向を凝らした格好であった。

 

 さて、本番のゲームであるが、序盤からハイスピードの試合展開で、今までに見たことがないくらいの速さだった。得点ももちろんのごとく新記録である。特にウエストは個人技にたけ、"いったい何本アリウープを成功させるのか"とつぶやきたくなるほどのグリフィンの活躍、そしてアウトサイドのシュートを機械のごとく決めまくるデュラント、どちらも個人得点の新記録に迫る勢いだった。ところが終盤、イーストのカイリー・アービングにチームを崩され、というよりもスピードで切り刻まれた。結局彼がチームの不利を(イーストの不利)を一気に逆転させ勝利へと導いた。勿論レブロンやカーメロの活躍も見逃せないが、その成果を評価され、アービングはMVPに選出されたのである。

 

 今回のオールスターは、アメリカの現在のバスケットをしっかりと表現する、まさにスピーディーなゲームを展開してくれた。今まではどちらかというと資質に長けた身体能力の高い大型プレイヤーにボールを集めたゲームだったが、小柄で素早いプレイヤーが大きなプレイヤーをきりきり舞いさせる格好になってきた。観ている側からするとシュートシーンを多く見られるわけで、面白さが従来の2倍くらいの感じでもある。ロンドンオリンピックのアメリカチームで新たなアメリカンバスケットを表現したが、まさにその延長上、もっというと進化版を披露したようにも感じた。これから後半戦が始まり、ますます目が離せない状況である。

 

3月は、アメリカ国内中がバスケット一色になる"マーチマッドネス"NCAAも佳境になる時間帯でもある。わくわくする時間帯がすぐに来る。

2014/02/20

学生バスケット新シーズン始まる

現在日本でのバスケットはどうなっているか。トップリーグのNBL、bjリーグWJBLはシーズン真っ最中、しかもレギュラーシーズンがそろそろ煮詰まってきている感じである。

世界の強い国々を見ると、アメリカ、スペインなどトップリーグは勿論のこと、アメリカの大学生、NCAAなどもレギュラーシーズンを行っている。つまりバスケットは2月が盛り上がり3月に真の佳境を迎える、特にアメリカでは"マーチマッドネス"と言われ、全米中がバスケット色一色になる時間である。一年中で最も面白いゲームがみられる時間帯なのである。

 

にもかかわらず、いざ日本を冷静に見ると、1月の天皇杯を最後に高校生、大学生はすべて競技が終了するという形である。つまり1月でシーズンが終了という格好だ。諸外国と比べるとあまりにも短いシーズンと言えるのである。

 

諸外国のシーズンは、9月もしくは10月からシーズンが始まり翌年の3月(NCAAのシーズン終了)からNBAが終わる6月上旬までがおよそのシーズンである。ところが日本は、2月の今頃から学生は練習をはじめ、456月に練習ゲームやトーナメントを行う、諸外国では国際大会をしている時間帯である。そして日本ではその後、学生は春学期の試験があり78月は学習中心になる時間帯である。8月の中旬から秋のリーグ戦に備えて練習や合宿が始まるのである。諸外国と比べるととてもイレギュラーなのである。

 

この2月は、とても寒い時間帯にもかかわらず体にムチ打って激しくつらい基礎練習が繰り返されるわけである。基礎なしに良い成果が出せるわけがないのであるが、暑い時間帯の苦しさとは異なった寒い時間帯の練習、思った以上のダメージでもある。

今週末にはNBAオールスターが開催され、NBAはシーズンの折り返しとなる。世界中はバスケットのベスト状況を目指して戦術戦略に明け暮れている時間帯でもある。日本はなぜか逆転現象、この日本のシーズンをどこかでグローバルスタンダードにしてゆかないと、すぐに来る東京オリンピックにも影響を及ぼすことは間違えないと考える。

2014/02/13

冬季オリンピックでバスケットが観られない

 冬季のオリンピックが今週末に開会されるが、そのためテレビでの番組がオリンピックバージョンとなり、観たいNBAが全くと言えるほど観られない状況になっている。アメリカではどうなのだろうと思うのは私だけだろうか。

 ちなみに、夏期オリンピックは、私自身5回解説を行ったのであるが、こちらは冬季の倍以上の規模で行われ、テレビ放送も24時間休みなく放送される。

放送しているときにテレビ関係の方々に聞いたところ、世界で最もオリンピックを報道している国は、日本とのことであった。他国はそれほど放送していないというのである。事実ロンドンオリンピックでも、ロンドンのホテルに宿泊していたのであるが、日本ほどオリンピックの報道が大々的にされていたという印象はない。しかも真夜中には放送は全くと言えるほどされていなかった。

 この背景には、放送権料が大きく影響しているように思われる。日本で放送されている料金は、はっきりと調べていないので何とも言い難いが、2週間で200億円はオーバーしているように言われている。これを支払える放送局は、世界広しと言えどもそれほどはないと思われる。日本も現実はほとんどをNHKが支払っているのであるが、民放もそれぞれ資金を出し合って、NHKと民放のジョイントベンチャー、ジャパンコンソーシアム(JC)を作って賄っている。今回のソチオリンピックももちろんである。

 

 今回の冬季オリンピックも、実はボールゲーム、アイスホッケーがあるのだが、日本では全くと言えるほど報道されていない。女子が出場するため女子は放送されるが、男子は全くなのかもしれない。迫力満点のぶつかり合いは、一度見たら病み付きになる迫力なのだが。観たいという欲求を示すのは私だけだろうか。

 そしてなぜか、冬季リンピックの丁度真ん中に、NBAのオールスターが開催される。NHKは凄いと言うしかないのであるが、日本時間217日午前中にBSで放送される。たまたま私が解説をすることになっている。オリンピックの開催中のほんの空いている時間ではあるが、観られる喜びをかみしめながら解説をしたいと思っている。

"バスケットファンの皆様、期待してみてください。よろしくお願いします。"

2014/02/06