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COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
マーチマッドネス

 現在バスケットがとても盛り上がっている。アメリカは、まさにマーチマッドネス、NCAA全米選手権真最中、全米中の会場を使って行われるゲームは、時差もあって昼ころから真夜中までバスケットボールゲームが放送されている。プラスNBAもプレイオフ間近で熱戦中と表現した方が良いかもしれない。極端に表現すればバスケットの佳境であり、朝から晩までバスケットゲームが放送されている期間なのである。41週目には全米チャンピオンが決定される、そして20日ころにはNBAのプレイオフが始まる日程である。

 

 では日本はどうなっているか、小学生、つまりミニバスケットは、現在全国ミニが行われている。全国のミニバスケットの頂点を決定するのではなく、交換会的なゲームが行われる形である。ただコーチや父兄が熱中するため、まさに頂点を決するがごとくといった様相でもある。また、中学生は新3年生を中心に全国47都道府県の各県ごとのオールスターが一堂に集結、ジュニアオールスターという大会が開催されている。これからの日本を鑑みれば、この大会こそ金の卵を見つける絶好の大会でもある。男女の14歳以下の才能あるプレイヤーが一堂に集まるとても意義のある大会である。高校は、公式戦はないのであるが、東日本カーニバルと称し新潟で主に東日本の高校生が集結してゲームをしている。このゲームは練習ゲームの延長上といった様相で、チャンピオンを決定するといった感じではない。そのほか全国各地でこのようなゲームが、または招待ゲームが開催されている。大学は、先週6大学(東大、慶応、明治、法政、立教、そして早稲田)のゲーム、準公式戦が行われている。その他は練習ゲームが行われている。

 

トップのNBLWJBL、そしてbjは、プレイオフがそろそろ決定される時期であり、レギュラーシーズンの最終である。まさにバスケットボール最盛期の時間帯なのである。

2014/03/31

スペイン バルセロナ発③

 スペインバルセロナ15日目であるが、バルセロナの連勝、ホームでの連勝が続いている。特に3/16()のデイゲームは、地元マンレッサとのゲームであり当初から楽勝といわれていただけに大勝であった。しかも控えプレイヤーのハッスル振りは目を見張る感じであった。スペインリーグは『ACB』といわれ、ユーロ圏では最もレベルが高いといわれている。事実ここ数年間のユーロリーグには、バルサとレアルマドリッドがベスト4に必ず名を連ねるといった感じである。ただこのバルサが今シーズンに限りアウェーゲームで敗戦を連ね、トップ2から落ちている。現在はレアルマドリッドがダントツ1位といった感じである。

 

 バルセロナは、サッカーの本拠地といった感じであり、生活の一部に組み込まれているといっても過言でないほどである。加えてバスケット、ハンドボール、そしてフットサルがトップスポーツといった感じである。日々テレビでこの4つのスポーツが報道されている。日本では考えられないほどで、日本のプロ野球以上にサッカーが報道さされていると感じる。スポーツニュースもほぼ7割以上がサッカーである。また、グッズの販売も日本では考えられないほどで、種類も多いが、プレイヤーの着用しているものと同じものを高額で、100ユーロ近くで販売している。私からすれば、Tシャツになぜ100ユーロと思ってしまうほどだ。

 

 これから4月になりプレイオフが始まる。ユーロリーグやACBにとっても重要な時間が始まる。NBAに次ぐリーグだけにこれからが目が離せない。バルサの奪還が果たせるのか、レアルの連勝か、これからが本番である。これから日本に帰国するが逐次ユーロとACBの結果をここに表現したいと考えている。

2014/03/20

スペイン バルセロナ発②

 バルサ1週間が過ぎ、スペイン生活にも慣れが出てきて、そろそろ疲れが出る時間帯。先日Joventut(ユベントウト)のアンダーカテゴリーの練習を見た。チーム自体がスポルディングの契約チームであった。練習着は特に日本でも見た形のデザインでしたが、パンツは、このデザインにこの形のパンツを合わせるのかという斬新なデザインであった。タンクトップが日本で見た形、パンツがライン付の一見合わないようにも思われるのだが、見慣れるとそしてみな同じスタイルだと違和感もなく見ることができた。

 

 ボールもユーロリーグもACBスペインリーグもスポルディングのTF-1000レガシーというボールを採用している。ユーロリーグは、オレンジに黒といった形、ACBスペインリーグはオレンジに白ラインといった異なる形、同じ素材であるが色が異なる。これにNBAがスポルディングであるから、世界のトップリーグが全てスポルディングといっても過言ではない。ここ1年でスペイン市場のスポルディング率は大幅に上がったように見える。

 

 ユベントウトのアンダーカテゴリー、子供の6歳くらいからみなスポルディングの同じ練習着、また他のチームの色違いも見るにいたっては、ここバルセロナではとてもスポルディングががんばっているといった印象である。もちろんバルサ、本家本元はサッカーとともにナイキであることは付け加えておくが、それにしても目立つ存在になったのは事実である。ユベントウトのアリーナは、バルセロナオリンピックでドリームチームが予選を戦った場所、そのアリーナの中央に大きな看板、黒地に白でスポルディング、とても目立っていた。

 

 ユベントウトは、オブラドビッチヘッドコーチ時代に華やかな時代を迎えたが、現在は若干経済状況に押され苦しい状況にあるというクラブである。ただ育成には大きな自信を持っており、元NBAプレイヤー、ルディ・フェルナンデス(現レアルバルセロナ)やNBAプレイヤー、リッキー・ルビオなどを輩出した。特にルビオは、現在ミネソタのスターターポイントガード、そして北京オリンピックでは世界にシンデレラボーイ的な存在で有名になった。14歳でプロデビューという衝撃的な逸材であった。

2014/03/13

スペイン バルセロナ発①

 現在バルセロナに滞在している。

 

 バルセロナ対イスタンブールのユーロリーグを見に行ってきた。バルサには、元NBAプレイヤーのナバーロはじめ、トミッチ、ナックバー、相手にはクレイザと豪華なメンバーでのゲームであった。NBAのような個人技の派手なゲームと比べると、チームプレイに徹した、大人を感じる成熟したバスケットを見た感じである。勝敗はもちろんバルサの勝利、3Qで相手を圧勝、一気に20点差の大勝ゲームを演じた。ただ相手のイスタンブールのヘッドコーチは、ユーロリーグを相当数チャンピオンにした名将オブラドビッチであり、ゲームの戦術戦略の端々に彼らしさを感じた。

 

 ユーロリーグをご存知でない方ばかりであると思われるので、少しゲームに関して述べると、(ゲームの仕方や方法、そして参加する国々に関しては、帰国してから今度は特集で紹介したいと考えている。)アメリカのNBAのようなファストブレイク、インサイドのパワープレイなどが少ない。全くないのではないが、複数人数でのプレイ、ピックアンドロールやスタッガードスクリーンが多いそして最後のフィニッシュがジャンパーという形が多いのがユーロリーグであるといっても過言でないくらいである。また、パッシングやキックアウトなど、アウトサイド中心にプレイが展開される傾向にあった。

 

 '92バルセロナオリンピック以来、アメリカに追いつけとがんばってきたヨーロッパ。近年ではアメリカとも接戦のゲームが多くなり、アメリカも圧勝とはならない展開になりつつある。またNBAにインサイドのビッグマンがアメリカ人としていなくなりつつあり、現在ではハワードやチャンドラーというプレイヤーはいてもセンターらしいプレイはなかなか見られない。それに比して昨日のゲームに出場していたトミッチなどは2.15メートルとNBAの中でもトップクラスである。このようなビックマンがヨーロッパに多く入るため、アメリカとヨーロッパのバスケットスタイルが逆転現象を起こす場面も見られてきた。これからどのような発展をするのか、非常に楽しみである。次回は近日中に・・・・。

2014/03/10