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COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
NBA開幕

 NBAが開幕した。今シーズンは、従来とは大きく異なる陣容になった。連覇をしていたマイアミ・ヒートがレブロンの移籍でヒート王国が解体、その他も大型の移籍があり、どこがはっきり強いのか表現が難しいシーズンとなった。あえて強いのではといえるのは、昨シーズンの王者サンアントニオ・スパーズがベテランを擁して安定した力を発揮するであろう、しかし体力的な問題は拭いきれないためチャンピオン候補の最右翼ではあるが、絶対とはいえない。新旧の交代期に来ている感じは否めない。最も近いのがもしかするとLAクリッパーズかもしれない。ここ数シーズン、チャンピオンに手がかかっていながら詰めが甘く、逃しているだけに面白い存在になるかと思う。また、オクラホマ・サンダーも面白いと思われる。ウエスタンカンファレンスは、このほかにゴールデンステイト・ウォーリアーズ、ポートランド・トレイルブレイザースなども安定した力を発揮するものの、トップへは若干足りないものがあるように思う。イースタンカンファレンスも、マイアミ・ヒート、インディアナ・ペイサーズ、シカゴ・ブルズなどが有力かとは思われるが、チャンピオンにまでは手が届かないように思う。今シーズンはダントツに強いチームが無く、何かが足りないと思われる二番目ランクが多く接戦を予感させる。したがって見ている 我々にとってはこの上ないシーズンであると思われるが、コーチたちにとっては、針の筵に座らされているような感じであり、苦しい状況が連続するようになると思われる。この難局を抜け出すコーチは、ベテランコーチなのか、若手の勢いなのか、これも楽しみでもある。

 

 いずれのチームも最も怖いのが、もしかすると怪我かもしれない。思わぬアクシデントは、思わぬリスクマネージメントをせざるを得ず、これが勝敗を大きく分けるからだ。これから始まる82ゲーム、楽しみたい。

2014/10/31

学生バスケット開催中

 全国で学生(大学)、高校が大会を開催中である。学生は、11月末に行われる全日本学生バスケット大会に出場権を争い目下大会真最中、そして高校は国民体育大会(本年度は長崎県)を来週に控えている状況である。そして高校女子は、U18のアジア大会が現在開催中である。バスケットが最も忙しい状況の時間帯でもある。

 学生は、今月末から来月の1週目で各地区の大会が終了する最も盛り上がっている時間帯でもある。優勝を目掛け、もしくは入れ替え戦を目掛け、回避するなど各チームそれぞれ目標が異なるが、必死な戦いとなる。

 国体は、各県そして全国9ブロックの代表として戦いに臨まなければならない。日本体育協会の大会だけに、日本のトップの戦いが望まれている。成年男女、少年男女の4種別の争いとなり、総トータルで点数を争う格好になる。45日間ですべてが決する。全国大会としたら最も短期間での戦いとなる。

 高校女子は、現在アジアの決勝戦に臨む時間(金曜日、現地時刻16時開始)である。昨日までにアジアトップ2の座を射止め、来年のU19の世界大会の出場権を得た。しかしこれから数時間後の決勝戦、対中国戦は、難敵中の難敵であり予選リーグでも大敗を喫しているだけに一矢報いる形で勝利を望みたいところである。

 プロも、bjリーグは始まり、NBLも始まった。女子のWJBLが今月末からという格好でもある。シーズン始めだけにまだ本調子ではないが、これから徐々にヒートアップするはずである。少し世界に目をやると、今月末からNBAも始まる。期待と不安が入り混じる中、新シーズンの幕開けとなる。レブロンの新チームのキャブス、オクラホマシティ・サンダーやLAクリッパーズなどもどのようなチームになっているかなど興味は尽きない。

そしてこれは忘れてはならないことは、富樫がNBAと契約したことである。高校から渡米してバスケットに注視した生活を送った富樫、最終段階へのチャレンジが始まった。今シーズン、すでにマブスと契約を交わしたわけであり、最悪でもマイナーリーグNBADLには参戦できるわけである。世界のトップリーグにチャレンジは、我々に夢と希望を与えてくれる。

2014/10/17

女子ワールドカップ終わる

 世間ではあまり盛り上がらないままに女子のワールドカップが終わった。日本ではアジア大会が盛んにTVで流され、金メダルラッシュだったためか、そのあたりは定かではないが、もしくは日本が予選リーグ全敗したためか、まったく盛り上がらないままに、報道もされずにワールドカップが終了した。

 競技人口自身は相当な数で、はっきりとは記憶していないがトップに分類される競技人口にもかかわらず、まったく興味を持たれなかった。『日本はやはり強い』『国際競争力がある』などの要素がはまらない限り報道は難しいと感じる。仕方が無い事実ではあるが。

 ワールドカップは、アジア大会とほぼ同じ日程でトルコのイスタンブールを中心に、首都のアンカラなどで行なわれた。結果は予想通りのアメリカ、そしてファイナルで戦ったスペインがシルバーメダルを獲得した。日本はアジアチャンピオンとしてベスト8入りを目指したが、予選リーグ全敗で14位となった。他のアジア圏は、韓国が日本と同じ予選リーグ全敗で13位、中国がアジアの3位で出場したにもかかわらず、予選リーグを勝ち抜き同道の6位に入賞、アジアもがんばればベスト8に入れることを証明した結果であった。この結果、FIBAランクが中国8位、韓国13位、日本15位となった。もう少しのがんばりで一ケタ台も夢ではない地位に到達したとも言える成果である。

 女子のバスケットボール界は、各国ともオリンピックを最高の大会と位置づけているようで、この大会は2番手のようであり、主力が全て出るということがないようにも感じている。中国などは予選のアジア大会には3位でやっと通過という順位、そして今回はメンバーを代えて参加、見事6位入賞である。さすがに入賞常連国だけあり余裕のある展開なのかもしれない。日本は先ず出場することが重要であり、本大会で如何に通用するかをプレイごとにチェックするような模索状況である。ただこの通過点を越えなければ次の段階へはすすめないようにも感じる。次はオリンピック、各国本番であり容赦の無い戦いが始まる。

2014/10/09

FIBAワールドカップ その3

 チャンピオンになったアメリカ、しかし順風満帆ではなかった。

NBAプレイヤー軍団ではあったが、国際経験はとても薄くしかも年齢的にも非常に若い陣容であった。そして相手のスペイン、フランス、ブラジルなどいずれの国もNBAプレイヤーであり国際経験豊富な陣容となり、世界中のファンは"アメリカこのメンバーで大丈夫なのだろうか"といった言葉を多く聴いた。何しろリーグでも2から3年のプレイヤーが中心、そしてチーム(NBA)の中心になりつつあるプレイヤー、ステファン・カリー(ゴールデンステイトウォーリヤーズ)、カズンズ、ルディー・ゲイ(いずれもキングス)、カイリー・アービング(キャブス)、ケネス・ファリード(ナゲッツ)など、いずれも今やっと売り出し中になったプレイヤーばかり、まだまだ未完の大器といったところである。

 

 予選リーグでは、特にトルコは戦術戦略を駆使して前半はトルコリードという、アメリカが慌てたゲームを展開した。ヨーロッパの各国は対アメリカの対策をじっくりと立ててきた感があり、いずれも非常に面白いゲームを展開した。またヨーロッパ同士のゲームは、実力伯仲でとても面白かった。フランスは、NBAプレイヤーのディーオ(スパーズ)、バトゥム(ブレイザーズ)が中心となりゲームをコントロール、ベテランの味を遺憾なく発揮していた。また、セルビアは従来どおり予選を最下位でやっとの思いで通過、しかしプレイオフになると一気に浮上、とても凄いゲームを展開、予選に敗戦していた相手をも下してファイナルまでのし上がったのである。このチームはお国の事情で、プレイヤーが世界各国に散らばっている、そのためこの大会に来てから合わせている、そのため練習ができなかった時間が大会のおかげで確保できる。その結果大会が進むにつれチームが徐々に出来あがってゆくというわけである。とっても不思議なチームであるが、幼少期の教育がこの成果を作っているのかもしれない。非常に興味深いチームである。それにしても予選リーグ4位で勝ち上がり、隣の予選リーグ1位のギリシャを破り、次回オリンピック開催地のブラジルを破り(ブラジルは、ネネ、スプリッター、バレジャオ、バルボサといずれもNBAのそうそうたるメンバーであった。)、準決勝ではフランスを破ったのである。

 

 アメリカの話に戻るが、いずれのチームもそうそうたるメンバーであった。そしてスペインにいたっては、照準をアメリカ戦にアジャストしていた。ところが足元をすくわれてしまったのである。アメリカは、コーチ陣も凄くコーチK(マイク・シャセフスキー)、トム・ティボドー(ブルズ)、ジム・ベイハイム(シラキュース大)といずれも世界を代表する名称である。ベイハイムは、ゾーンオフェンス、ゾーンディフェンスのスペシャリスト、ティボドーは、ディフェンスのスペシャリストと凄い陣容であった。このコーチングスタッフが、チャンピオンを導き出したのである。

2014/10/02