ARCHIVE

COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
クラブチーム化が進むかもしれない

日本バスケットボール界に激震が走って久しいが、このたびタスクホースの長である川渕さんが、Jリーグのように"20歳以下のプレイヤーを必ず出場させる"などのトップリーグに対する考え方、方向性を発表した。この内容は、日本の今までの学校中心の形から少しクラブへ移行する形をも模索した格好になったようにも感じ取れる。

理由としては、今までNBL、bjリーグもプレイヤーのほぼ99%が大学出身である。これは何を言いたいかといえば、学校教育の中でプレイヤーが育ってきたことを物語っている。しかしJリーグやプロ野球などを見ると、高卒などのプレイヤーも多く、特にJリーグに関しては、大卒がとても少ない。したがってサッカーに関しては、学校教育の中で育つ場合とクラブチームから育っていく場合もあるのだ。

今回トップリーグに参加しているチームは、20歳以下のプレイヤーをゲームに出場させなければならないことが義務づけられるわけであり、このことにより大学からトップリーグへのレンタルや、高校からもしくは中学からのクラブチーム所属なども当たり前になってくると想定される。アメリカですら学校教育だけではなく、8歳からのクラブが存在する。そしてクラブチームの発心でもあるヨーロッパは言うまでもなくクラブ主体の形でスポーツが強化され、国代表にもなっている。

Jリーグのようなクラブが地域に根付いてしっかりと発展してゆくのか、もしくはトップリーグ自身がJリーグにパラサイトするのか、これからが正念場となりそうだ。バスケットの競技人口自身は多く、今後も期待されると考えるが、今までずっと学校教育で受給者負担のなかった競技が、自らがうまくなりたいために、お金を使ってよりうまくなりたいと考えることができるか。これからが本当の意味でのグローバルスタンダード(自らがお金を支払って、価値を上げること)の考え方に近づくのかもしれない。

2015/02/26

NBA後半戦について

先日ニューヨークでオールスターが行われた。新旧交代がはっきりとして、若手のスターが派手な点取りゲームを演出した。ディフェンスやゲームの勝敗はさておき、一つ一つのプレイには、スキルの正確さや凄さを感じた。とくにMVPをとったウエストブルックのプレイは、41点のポイント、スピード、シュート力と将来性を感ぜずにはいられない成果であった。後半戦に必ずや爆発するのではないかと思われる。

ところで後半戦どうなるかであるが、まずイーストに関しては、ホークスが一つ抜きん出ているが、ここもプレイヤーの数に制限があり、交代要員に問題があるように感じるわけで、トレードを含めてどうなるか、2位のラプターズから、5位のキャブスまで、4月までの2ヶ月間、目が離せない状況だ。毎ゲームごとに一喜一憂しそうである。見ている我々にとってはとても楽しいのであるが、その場面に遭遇しているプレイヤー、スタッフはたまったものではないだろう。しかしこの場面を楽しめない奴は、きっと勝ち抜けないのだろうと思う。

ウエストに関して、こちらも目を離せない状態だ。ウォーリアーズはトップを走っているが、サイズがないというとても大きなハンディーがあるため、体力的に追い詰められたときにどうなるのだろう、そして下位に甘んじている昨年の覇者、スパーズはダークホース的な存在であり、後半戦から徐々にプレイオフめがけて調整してくると思われる、特にベテランぞろいのチームだけに怖い存在である。もしかするとプレイオフの1回戦でアップセットなどということも十分に考えられる。またプレイオフ圏内にないサンダー、ここもオールスターでMVPを獲得したウエストブルック、そして鳴りを潜めているが後半戦に爆発しそうなデュラント、このデュオが必ずや期待に応えてくれると思うと、ウエストは全く見当がつかないくらい混戦の模様だ。

この両カンファレンスのプレイオフ、どのチームがファイナルに上がってくるのかとても楽しみである。4月20日ころからプレイオフが始まるが、この3月は大学、そしてNBAのレギュラーシーズンの佳境を迎える。まさにマーチマッドネスといわれるアメリカであるが、その地をゆくようなシーズンに感じる。混戦のアメリカンバスケットに注目である。

2015/02/19

NBAオールスター

NBAのオールスターが今週末にニューヨークで行われる。ニューヨーク・ニックス、ブルックリン・ネッツと2チームを持つニューヨーク市にあってバスケットファンも多く熱い戦いが予想される。また2会場を使ってのイベントなどは非常に盛り上がると想像できる。

オールスターウィークエンドで、もっとも今回興味が持たれるのは、何といっても3ポイントコンテストではないだろうか、出場するいずれのプレイヤーも現在40%を超えるアベレージを残すシューターぞろいであるからだ。しかも出場プレイヤーの中で最もアベレージの低いプレイヤーが、スパーズのシューターのベリネッリ、彼は昨年のオールスターでの3ポイントコンテストのチャンピオンであるからだ。今回は、現在調子の良いGWからカリー、トンプソンの2ガードが出場、キャブスのアービング、ロケッツのハーデン、クリーパーズのレディック、ホークスのコーバーとブレイザーズのマシューズ、リーグの3ポイント王を争っている強者が勢揃いである。誰もが期待をしてしまうであろう。

また、ゲームに関しても明らかに新旧の交代が完成した感がある。若手のスターが勢揃いこちらも目が離せない。派手な点数の取り合いが期待できる。

オールスターというと、ここがチームの一息を入れる最も重要なチャンスでもある。前半戦が終わり、後半に備えスタッフ、プレイヤーがリニューアルする時間帯でもあるのだ。各チームは後半戦のハイライト、プレイオフめがけて微調整に余念がない、またチーム力アップに備えトレードのデッドラインも間近である。とても重要な週を迎えているのだ。この時間をうまく使うチームが後半戦の伸びをだし、チームに勢いをつくりチャンピオンに近づくと考える。したがって今週はある意味重要となってくるのである。

来週月曜には、新たなるスタートとして前半戦とは異なるゲームが期待できるはずである。イーストは、ダントツトップのホークスが連勝をキープするか、はたまた前半戦終盤で勢いをつけてきたキャブスがどこまでホークスに迫るか。ウエストは、GWがどこまで連勝を伸ばすか、最も注目しているのはスパーズ、のらりくらりベテランらしい戦いをしてきているだけに終盤での帳尻合わせは見ものである。きっとプレイオフには万全を期して上位チームを総なめにしそうな予感、いずれにしろ楽しみである。

2015/02/15