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COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
スペイン情報

スペインから帰国した。ここ数年連続でスペインを訪問しているが、今回も相当収穫を得た。毎回行くたびに新たなるものを見させられ刺激を受ける連続である。

今回最も刺激を受けたのがU-16のゲームである。日本では中学3年と高校1年生ということになる。スペインでは、中学3年、4年という形になるが、ただこの年代は1年ごとにクラスが分かれているため、ほぼ日本でいう高校1年ということになる。そしてエリート教育をしているから、このクラスも、たまたま見ていたクラブがFCバルセロナだったから、エリート中のエリートだったのかもしれないが、10人構成でチームが成り立っており、この人数で練習もゲームも行っているようである。そしてゲームのウォームアップから、この10人の半数以上の6人が思いっきりダンクをするわけである、ダンクをするから、即凄いというわけではないが、もしかしたらほとんどのプレイヤーがダンクをするのではないかと思ったくらいである。そしてゲームになるとチャンスあれば、ダンクにアリウープと荒削りではあるもののトップのチームよりもアスレティック能力の部分が前面に出されていたように感じた。またコーチングに関しても、日本でいう大学よりもレベルの高い部分を要求していたようにも感じた。ショットセレクトの要求やオフェンスの選択、チームリズム、オフェンスパターンなど、そしてディフェンスに至ってはマンツーマンしかしないのであるが、スウィッチやローテーション、そしてボールマンに対するディレクションなど、徹底されているところに凄さを感じた。

世界から今突きつけられているものは大きい、ただ遅れている日本であるということを再認識させられたことは言うまでもない。狭く小さい日本であるからこそ、どうにかして周知徹底させ前進したい。現状日本では、戦術戦略やテクニカルな部分を知っているチーム対知らないチームの対戦で、しかもそこにリクルートの有無が加わり、強いチームが徹底的に強いというのが日本である。いつどこが勝利するかわからない、コーチの腕の見せ所を作らない限り、前進はないように感じる。世界は今コーチングの手腕で勝敗が決まるような、情報合戦もあり、戦術戦略がありという恰好になっている。日本も早く追いつかなければならない。どうしたら早く追いつけるのか、文殊の知恵を振り絞り向かってゆかなければならない時間である。

2015/03/26

ヨーロッパのバスケットボール

今ドーハにいます。なぜか南回りで移動です。とっても長いフライトになりました。普通は北周りで、アムステルダム、ロンドン、パリなどを経由してバルセロナへ行くのですが、今回は冒険をして南回りドーハ経由でバルサへ行きます。

バルサは、ご存知の通りFCバルセロナというクラブチームで、ここ数年間はヨーロッパでベスト4以上をキープしている強豪です。もちろんライバルはレアルマドリッドです。サッカーとまるで同じような構図です。この強豪を訪れること6年、そして今回は周囲のクラブも含めてスペインバスケットを学ぶことが今回の主な目的です。特に幼少期からの多感な時期の育成に焦点を当てています。とっても魅力的な時間が過ごせると考えています。13歳以上はエリート教育のスペインです、優れた人材発掘が12>歳まで、そしてその優れた才能あふれるプレイヤーを育成する13歳以上です。とても日本では考えられない状況ですが、これからオリンピックを控える日本にとってとても重要な育成部分となるわけです。ここをないがしろにするわけには行きません。現在強化の部分も問われている日本です。この部分を少しでも参考にして進まなければなりません。

また世界から多くの優秀なプレイヤーを入団させるバルサでもあります。NBA<にもたくさんの世界からのプレイヤーがいますが、バルサから育ったNBAプレイヤーもたくさんいます。スペイン出身は、ガソル兄弟、ナバーロなど、そしてブラジル出身のバレジャオなど、スペインから排出されたプレイヤーはまだまだ多く、この環境すらも学びたいところであります。これから視察といいながら学びが始まります。逐次情報をお伝えします。

すぐにドーハから送信しようと思ったのですが、ネットの環境が悪いためバルサに到着してからコラムを送信します。バルセロナはとても良い気候です。日本の春の気候です、とても過ごしやすいです。これからバルサ、ユベントゥートなどを見ます。もちろんトップも見ますが、ジュニアも見ます。次週には報告ができると思います。

2015/03/19

ゴールデンステイト・ウォリアーズ

先週1週間ゴールデンステイトウォーリアーズへ行ってきた。ゲームはもちろんのこと練習も見させていただいた。アシスタントコーチのロン・アダムス氏の好意によるものである。練習は間近にプレイヤーがおり、そしてコーチングスタッフと間近のコミュニケーションをとっている姿が見られとても興奮した。現在ウエストのトップを走り勢いのあるチームだけに素晴らしいと言いたくなる状況であった。

個人的には、不安定要素が多いチームだけにどのようにしているのか、不安定要素とは、アウトサイドシュートが多い、3Pシュートが多いなどであり、確率の低いシュートに頼らなければならないためにリスクが大きいということであるが、そんな不安を微塵も感じさせないくらい高確率で遠い距離のシュートを意図も簡単にシュートを決めていた。特にスプラッシュブラザースの2人は、凄さをしっかりと表現、その中でもステフィン・カリーのシュート練習は圧巻と言わざるを得なかった。インターナショナルルールよりも50cmほど遠い3Pラインから高確率で決める、特にキャッチからシュートを放つリリースまでがとても速い、これが小柄なプレイヤーの生命線なのだと思わされた。簡単にシュートを放っているが、これだけ速いシュートで高確率は他に類を見ない。日本人とさほど大きさや運動能力は変わらないはずであるが、環境がそうしているのか、同じ年でこのような形は見られない。190cmそこそこのサイズにもかかわらずNBAでもしかすると、今シーズンのMVPもあるかもしれない。日本も早く環境を整えこのような小柄ですばしっこいプレイヤーを多く輩出しなければ、国際競争力について行けない。見本となるプレイヤーであること間違えなしだ。

その他練習に関して、毎日午前中に1時間ほどの練習を行う、前日に夜遅くにゲームをしたにも関わらず、そしてゲームの日も朝は練習を行う。まさに日本では考えられないほど練習を行う、これを如何に考えるかも課題である。

2015/03/12