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COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
学生バスケット開幕

今シーズンも4月になり新入生が部にも加わり始めた頃かと思う。日本の学生バスケットは、4月の声とともにシーズンの幕が下ろされる。現在FIBAから海外試合に制裁を受けており、学生のシーズン始めの国際大会、日韓学生大会(李相伯杯)が中止となったため、そして制裁が解除にならないと今夏に行われるユニバーシアードにも参加できない。とても苦しい状況である。

しかし国内の大会においてはその限りではないため、従来通りしくしくとゲームが行われている。しかも短縮で早めの開催と従来以上に小さくなっているといった感じである。世界を見ると、ほとんどの国々がシーズン制をとっているため9月以降にシーズンに入るところが多い、したがって現在はインディビジュアル、個人のスキルを伸ばす期間となっている。個人のスキルを伸ばす時間帯があることは大きく、この時間を持てるかどうかには、その国の強化にも影響するくらい大きな問題でもあるのだ。大学までのU-23は、ゲーム経験も少なく、個人の力量でどうにでもなってしまう時間帯でもある。したがってこの時間の意義は大きいと考える。

今シーズンから、私も含めてであるがチームから離れる、もしくはチームを替わったコーチも多い。そして大幅に変更となったチームは、心機一転という形をとる場合も少なくない。そんな形でスポルディングのユニフォームも大幅な変更が出てきたチームで使われるようになった。白鴎大学など関東や関西の大学でも新作のユニフォームという形でお披露目である。どのような形が出てくるのか楽しみでもある。プレイヤーにとって、新たなる形は新鮮なもので気分も一新した感じになる。最近スペインリーグでも見るようになったスポルディングユニフォーム、ユニハカ・マラガやJoventutバダロナなどが着用している。日本ではどのようなデザインが出てくるのであろうか。非常に楽しみでもある。

2015/04/23

全米選手権終わる

マーチマッドネスと言われるバスケットが最も盛り上がる時間を過ぎ、地域色からトップのリーグへ興味が移り始める時間帯である。大学のアマチュアから、NBAのトッププロへ移行する時間帯なのである。大学のチャンピオンが決定して、全米中のアマチュア、高校、大学が日程をすべて終わったことを意味する。そして今月、そう今週末でNBAのレギュラーシーズンが終了となり、待ちに待ったプレイオフが始まるのである。

まず、大学のチャンピオンについてである。ケンタッキー大学が圧倒的に優位、しかも全勝街道まっしぐらであった。ところが準決勝でウイスコンシン大学に思わぬ敗戦を喫してしまったのである。シーズンを全米選手権のファイナル4まで全勝できたチームはさほど多くはない、前回は1989シーズンのUNLV、ステイシー・オーグマン、グレッグ・アンソニー、ラリー・ジョンソンというドラフト1順目の10番目までのこの3人がセレクトされたチーム以来かと思う。全勝中のチームは、先が見え始めてから(ファイナルが意識できるところを指す)が難しいのか、この時もデューク大に敗戦、今回と全く同じ感覚であった。

この時も、今回もチャンピオンはデュークである。このような接戦や少ないチャンスをものにするのが、コーチKことマイク・シャセフスキーなのである。全米屈指の超難関校であり、独自のエリート意識がある学校でもある。そしてコーチKは、言わずと知れたアメリカ代表監督でもある。それにしても今回の敗戦、ケンタッキー大が負けるとなんて誰も考えもしなかった、そしてファンは派手なゲームを期待していたはずだが、結果は残念な成果であった。それにしても間隙をぬって接戦を制してチャンピオンを得たデューク大学、今回もお見事としか言いようがない。

次に今週末から始まるNBAプレイオフ、待ちに待った待望のゲームが始まる。しかも今シーズンは新旧交代期に当たり、若手で台頭著しいゴールデンステイト・ウォーリアーズに、ベテラン中心のサンアントニオ・スパーズが対戦する構図である。もちろん他チームも侮れないが、この両チームの対戦がとっても見たいと思うのは私だけであろうか、その他にイーストのクリーブランド・キャバリアーズは勢いがあり面白い存在である。この続きは来週に詳しく述べることにしよう。

2015/04/16

全米選手権終盤を迎える

全米選手権、NCAA(全米体育協会)のアメリカナンバーワン決定戦である。アマチュアの最高峰、世界のトップの戦いである。アメリカでは、マーチマッドネスと言われ、3月は全米中が大学バスケットに心酔するのである。2月末から始まるトーナメント、3月には全米選手権が始まり、毎週末に全米を舞台に各地でゲームが開催される。時差があるため極端な話、朝から夜中までテレビで放映されている。いずれもアマチュアであり、筋書きのないドラマであるため、それぞれ手に汗握って応援するのである。地域色も一方では非常に根強く、おらが街の大学、おらが街のバスケットチームと、とても力が入るのである。丁度日本の高校野球のような感じである。

先週末にファイナル4が決定し、今週末に準決勝と決勝が行われ頂点が決定する。下馬評では、圧倒的にケンタッキー大が勝利すると言われているが、ここまで無傷の40連勝、本当に強さを発揮して勝てるのか、とても楽しみでもある。ヘッドコーチのカリパリ、ここ数年常に頂点を奪取しているだけに連勝できるか。NBAとNCAAいずれもヘッドをした名将だ。ダークホースとしては、デューク大、このチームはアメリカ代表でもゴールドメダルを量産しているヘッドコーチ、マイク・シャセフスキーヘッドコーチ、よくコーチKと言われる人物で、戦術戦略は世界屈指の人物である。ただでは転ばないと思われ、ゲームの仕掛け展開に注目である。またここ10年で最もファイナル4に進出しているミシガンステイト大、ここも名将トム・イゾーヘッドコーチ、独特のリズムをゲームに作るコーチでもある。どのような戦いが展開されるか楽しみである。後の一つは、ウイスコンシン大、ここ数年結構顔を見せる名門でもある。

全米選手権は、インディアナ州インディアナポリスのルーカスオイルスタジアム、NFLコルツのホームスタジアムで行われる。ここ数年7万人を超える入場者で話題を振りまく。バスケットボールをアメリカンフットボール場で行うアメリカ、大きな100メートルを超えるテレビに大写しにする形だ。実際はとても小さくしか見えない為、ダンクなどビッグプレイはリプレイでテレビに映すのである。とてもスケールの大きなゲーム、そしてインフラ、それを運営するサイド、いずれも桁外れである。日本では考えられない。7万人以上入るものがない日本であるため想像もつかない。今週末世界を揺るがす大きなゲームは始まる。注目していたい。

2015/04/02