ARCHIVE

COACH K'S BLOG

倉石 平のバスケットボールブログ 週1回、毎週木曜日アップ!
リオ予選、アジア大会

 リオオリンピックアジア大会が現在中国で行われている。2次ラウンドまで終わり日本は久しぶりにベスト8になり決勝トーナメント出場が決まった。次の1回戦がとても重要であり、この戦いに勝利すると大きな光が見えてくる。ベスト4であり、あと2勝したらリオオリンピックであるが、もし敗戦してもオリンピック世界予選に出場ができ、世界に久しぶりにコマを進められることになる。

 日本男子は、1976年モントリオールオリンピック以来オリンピックに出場していない、世界大会もアテネ、日本開催の2回にしか出場していない。したがって大変なことであり、もし出場すると快挙となる。1980年中国が国際大会に出場以来、ほとんどのアジアの大会は中国に牛耳られていると言っても過言ではない。それくらい中国は脅威の国なのである。現在開催中であり、今週末にはすべてが終了するが、中国で開催していることもあり、また身長や体格に関しても圧倒しているだけに、勝利する確率は非常に高い。

 現在のアジアの模様は、東アジアの中国、韓国、日本、時々台湾がここに加わる、今回台湾は1次リーグで落ちてしまった。南アジアは、フィリピンがここ数年充実した成果である。中央アジアでは、カザフスタン、中近東は、カタール、イラン、湾岸のレバノン、ヨルダンがそれぞれ良い成果を出している。ここ数年は、イランがサイズもあり充実した成果を出している。NBAにもプレイヤーを輩出している。またカタールは、いつも誰が出てくるか、ゲームにならないとわからないという怖さがある。カザフスタンも、サイズがあり旧ソビエトらしく強化が著しい状況だ。侮れないのが、最近心境著しいインドである。ここもサイズがあり、NBAが注目するプレイヤーがいる。末恐ろしい存在であり、ここ数年で大きく変化する一番手ではないだろうか。

 今週末、日本とフィリピン、イラン、そして中国などが対戦する、目が離せない状況だ。ぜひ中国へ皆さんの声援を送ってほしい。がんばれニッポン!!

2015/09/29

リオオリンピック予選②

 先週に続きオリンピック予選ヨーロッパが終わった。激戦の地域であり24チームが凌ぎを削っての戦いであった。予選で敗戦したまさかの国が、ロンドンオリンピック銅メダルのロシア、予選リーグで敗戦した。また、強豪国と言われるドイツ、NBAダーク・ノビツキーがいたにもかかわらず予選敗退であった。ここの予選リーグは、セルビア、スペイン、イタリア、トルコとその中に入れなかったドイツである。接戦をものに一つもできなかったのがドイツだったのである。

 そして各予選リーグの上位4チームが決勝トーナメントにコマを進めた。1回戦から激戦であった。しかも予選リーグとは異なりノックアウトゲームのトーナメント、死にもの狂いの戦いである。異常な緊張の中での戦いでもあった。ほとんどが上位(予選での成績)チームが勝ち上がった。番狂わせはなかった。日本代表のラグビーではないが、もっと番狂わせがあってもと思っていたのだが。再現性の高いバスケットは、やはり番狂わせは少ないと言われる証明であったのかもしれない。

 そして出そろったベスト8、スペイン、ギリシャ、フランス、ラトビア、セルビア、チェコ、イタリア、リトアニアとなった。いずれの国にもNBAを始めユーロのビッグクラブ、FCバルセロナ、レアルマドリッド、CSKモスクワなどのプレイヤーを多く在籍させている。ゲームの開始からわくわくする大戦であった。

 スペイン対ギリシャは、2点差でスペイン、予選で2回も敗戦したチームが立て直しでやっとの思いで勝利した格好であった。フランス対ラトビアは、フランスの圧勝であった。今回の会場がフランスであり地元の利を得て大勝であった。セルビア対チェコは、セルビアが貫録勝ち、イタリア対リトアニアは、延長戦の末やっとのことでリトアニアが勝利した。リトアニアは新旧交代期であり、うまくチームを立て直した成果が実った格好である。

 準決勝は、スペイン対フランス、この戦いは因縁の戦いでもあり、最初から終始戦線であり、延長戦にもつれ込む戦いであった。スペインが最後は経験値の差異を出して勝利したが、ガソールの得点がなければ勝利できなかった。40点を荒稼ぎである。もう一つは、セルビア対リトアニア、旧ソ連対旧ユーゴスラビアの再現とまで言われるほどの戦いであった。戦前の予想では、セルビアと考えていたが、最後の最後でリトアニアが勝利した。

 最終のファイナルは、スペイン対リトアニア、若いリトアニアがベテランスペインへのチャレンジマッチであった。しかしゲームの序盤でスペインにイニシアチブをとられ、結局大差でスペインが優勝となった。スペインは最後の決勝戦が最も楽勝なゲームとなった感じでもある。MVPには勿論パウ・ガソールが選出された。

 来年のオリンピック、このスペインにアメリカがどのような戦い方をするか。スペインも今回出場していない、ルビオ、カルデロンのポイントガード、イバカ、マルク・ガソールのインサイドが加わると思われるので、アメリカもただでは勝てないようにも思われる、今から楽しみである。

2015/09/24

リオオリンピック大陸予選

 リオオリンピックの大陸予選が真っ盛りである。8月中旬にはオセアニア代表が、男女ともに実力国のオーストラリアが優勝した。そして現在、ユーロ、ヨーロッパ大陸の予選が行われている。24か国が参加して、大接戦をしている。(詳しくは後述する)

 なんといっても皆さんもご存じのように、アジアで2連覇した日本代表の女子、ついに実力でアジア代表枠を確保、リオデジャネイロオリンピック出場権を得たのである。快挙であるといっても過言ではない。アジアチャンピオンには3度、このうちの2回がこの連覇である、したがって長い歴史の中、連覇したのは初めてでありオリンピックに出場するのは、しかも1位通過はすごい快挙なのである。ヘッドコーチの内海氏は、名実ともに名将と呼ばれる存在となったといえるのではないか。女子は地道な努力の上、幼少期からの一貫指導が実を結び、こうしたここ連覇はすごい成果であったといえる。アンダーのカテゴリーU-16,U-18は常にアジアのトップとして世界大会に出場、翌年に行われるU-17,U-19の世界大会は、ベスト8は勿論のこと、ベスト4にはいる、または入れそうな成果である。その成果がトップの代表にも良い影響を及ぼしたともいえる。オリンピックに期待が持てそうであり、是非ともメダルチャンスかとももう。男子は来週から行われるが、是非とも期待に応えられるような成果を出していただきたい。

 ところで、先ほど触れたユーロであるが、予選がはじまりまだ3、4日しかたっていないにもかかわらず、大接戦の様相である。前回ロンドンオリンピック銀メダルのスペインが、予選で早くも2敗、また銅メダルだったロシアが3連敗と予選敗退の様相である。優勝候補とまで言われた強豪国が、この成果を誰が予想したであろうか。スペインは、ルビオ、カルデロン、マルク・ガソール、イバカといずれもNBAプレイヤーであるが、けがで欠場、これが大きく影響して特にポイントガード不足でゲームがコントロールできず、このままでは予選通過が危ぶまれる成果である。パウ・ガソールがいても、それほどまでに高いレベルのユーロの戦いなのである。ロシアはいまだに一つも勝利していない、こちらはスターたちすべて欠場、NBAプレイヤーゼロで戦っている、しかも前回メダル奪取の際のヘッドコーチは、すでにNBAデビューしており、すべてが前回とは異なるわけで、経験のない新人が多く、これで勝てるほどユーロは甘くないという評価である。また、蛇足であるが、ドイツはNBAを代表するフォワード、ノビツキーが出場しているにもかかわらず、こちらも接戦をものにできず。敗戦ばかりで負け癖がつきそうな勢いでもある。接戦を連敗すると、いやなイメージがついてしまう。

 来週、再来週には来年度に行われる世界予選以外の代表が決定する。非常に楽しみな週でもある。ぜひ楽しみにしていただきたい。

2015/09/14