Wリーグ所属バスケットボールプレイヤー『平 典紗(たいら つかさ)選手』インタビュー

2020.11.20

1戦でも多く勝つ チームへの貢献を目指して

2019-2020シーズンよりWリーグ参戦”新潟アルビレックスBBラビッツ”より、デビューを飾った平典紗選手。2020年バスケットボール最高峰NBA公式球ブランドである“SPALDING(スポルディング)”と“TEAM SPALDING(チーム スポルディング)”メンバーとして、アンバサダー契約を締結。2年目のシーズン前半を終え、さらに今後の活躍が期待される平典紗選手に、心境をお伺いしてみました。

 

以下 スポルディング:SPALDING、平典紗選手:TAIRA

 

<Wリーグデビューを振り返って>

SPALDING:高校・大学と強豪チームに所属し活躍してきた平選手。Wリーガーになったことで大きく変化したことはありますか?

TAIRA:まず感じたのは、何よりもブースターの方々の存在の大きさです!これまでも声援はありましたが、ホームゲームで音楽と声援が鳴り響く中でのプレイは、それまでとはまた違う体験で感動しました。応援してくれる人達がいてくれるということが、大きな後押しになると教えていただきました。そして、個人的に感じることは、私がWリーガーになったことを皆が喜んでくれるということ。ミニバスからバスケットをしてきたことを見てくれてきた人達が、喜んでくださる姿を見て、Wリーガーになったのだと実感すると共に嬉しくなります。

SPALDING::初めてのゲームを覚えていらっしゃいますか?

TAIRA :勿論です。ホームゲームで周りの近しい人達も応援に来て下さったゲームでしたから、それはもう何日も前から緊張しました。一番緊張したのは、その日の朝ですね。「遂にこの日が来たか・・・」って(笑)。でも、コートに立てば、「勝ちたい」という気持ちが強くなって、不思議と緊張は消えて、目の前のゲームに集中出来ました。結果的には残念なことに負けてしまったのですが、忘れられないゲームです。

 

<2019-20シーズンを振り返って、ポジション変更や感じたこと、見つかった課題>

SPALDING:Wリーグ参戦を機に、フォワードからガードにポジションを変更されたことについてお聞かせ下さい。

TAIRA :ポジション変更に戸惑い等はなかったです。大学4年生の時からガードをやってみたいと思っていたこともあって、逆にこのポジション変更を楽しめています。1番か2番かどちらかと相談した時に、2番も点を取れるし、やるなら原点のディフェンスをやりたいと思ったので。

SPALDING:フォワードとガードの違いって大きくないですか?

TAIRA:確かにそうですね。ボールを持っている時間が変わってくるので、持久力を求められると思います。

ガードは、一番疲れるし、目立たないけれど、ここの頑張りでチームを元気づけられるポジションだと思うんです。観ていても、一番頑張れ!と思うポジションですから。

SPALDING:実際にポジション変更後、ガードとしてプレイしてみてご自身ではどうでしたか?

TAIRA :向いているなと思っています(笑)。実際に手応えはありました。ただ、スピードの違いを思い知らされた選手がいらっしゃいました。もっと速さを身に付けて、彼女に追いつけるようにならねばと課題を見つけられました。

SPALDING:Wリーグの選手達も強い選手が多いですよね?

TAIRA:そうですね、学生時代との違いは、どのプレイヤーにもスキがないと感じます。もっと頑張らないと。と思います。

SPALDING:初シーズンは、どんな思いで戦っていらっしゃいましたか?

TAIRA:ルーキーですから、誰よりも動いてやると思っていました。

SPALDING:ご自身のどこを伸ばしたい、あるいは課題だと考えられますか?

TAIRA : まだ試合ごとにブレがあるので、どの試合も一貫して同じ安定したパフォーマンスが出せるようになりたいですね。

<所属チームについて>

SPALDING:新潟アルビレックスBBラビッツについてお聞かせ下さい。

TAIRA : 仲が良いチームだと思います。個の主張がしっかりありながらも、まとまりがあって、和気あいあいとしています。

SPALDING : 2020-21シーズンも前半が終了しました。後半に向けた目標を聞かせて下さい

TAIRA : 前半戦よりも成長した姿で後半戦を迎えられるように頑張っていきます。ひとつでも多く勝てるようにチーム全員で頑張ります!

 

<自身について>

SPALDING :もっとも自分らしいプレイは何ですか?

TAIRA :“プレッシャー・ディフェンス”です。観戦に来て下さった時には、是非“攻めるディフェンス”を観ていただきたいです。

SPALDING :ご自身はどんな性格だと思われますか?

TAIRA :明るくて、人懐っこい性格ですね。それから、今回のポジション変更を思い返しても、チャレンジしたい気持ちが何にでもあるから“チャレンジャー”かもしれませんね。

SPALDING :プレイヤーとしての“モットー”はありますか?

TAIRA :毎日の練習で“昨日より絶対にうまくなる”と自身に言い聞かせて取り組んでいます。

 

<他プレイヤーについて>

SPALDING : 目標とするプレイヤーはいらっしゃいますか?

TAIRA : アランマーレ秋田所属の#23平松 飛鳥選手です。
理由は、バスケットに対する姿勢が凄いからです。例えば、40分フル出場された後、そのまま練習に突入されるとか。大学時代の先輩なので、そばで沢山刺激を頂いてきました。やれることは全てやろうとされるその姿勢を私も見習いたいと思います。

SPALDING : 今もっとも気になるプレイヤーはいらっしゃいますか?

TAIRA: 東京羽田ヴィッキーズ所属の#12本橋 菜子選手です。
日本代表の選手であり、チームの主将であり、司令塔でいらっしゃるのですが、ゲームでマッチアップした時に最も手強く、崩せも出来ませんでした。どんな感覚でプレイしたら、ああなれるのだろう?と・・・。目標にしたい方ですね。

SPALDING : 仲良しのプレイヤーは?

TAIRA : 新潟アルビレックスBBラビッツの同期 #12金沢 みどり選手と#17千葉 歩選手です。2019年に共に入団し、オンもオフも一緒に過ごしてきたルーキー同士ですから、とっても仲良しです。伊勢丹やスイーツ店にも共に出没しています。

 

<子供達へメッセージ>

SPALDING : ミニバス出身のプロバスケットボールプレイヤーとして、ミニバスやクラブで頑張る子供達に伝えたいメッセージはありますか?

TAIRA : 基礎をちゃんとやることです。基礎練習が一番大事!今一生懸命身に付けておくことが将来の自身のプレイに繋がりますから、頑張ってくださいね。

SPALDING : 何が練習で一番大事だと思いますか?

TAIRA : 絶対に「ハンドリング」です。

SPALDING:ご自身の小さい頃を思い出して、エピソード等ありますか?

TAIRA : 私は兄の影響で始めたのですが、自身では忘れていたのですが、母曰く、その頃は嫌々やっていた時もあったみたいです。毎日のように、兄と1対1をやっていたのですが、全然勝てなかったから。でも、やっていくうちに出来ることが増えて、意外とやれる!と楽しくなり、そのままバスケットボールを続けてこられ、今があります。

 

<オフについて>

SPALDING : オフの日はどんな過ごし方をされているのですか?

TAIRA : チームメイトと共に買い物や、スイーツ巡りです。新潟に住んでみて思うのは、車を走らせるといいことがある(笑)!最近は、パフェ巡りをしています。越後のいちごやルレクチェ洋ナシ等地元の旬のフルーツを使った美味しいパフェに出会ってしまいまして。車でサクッと次のパフェへ移動なんてことも楽しんでいます。買い物は、伊勢丹によく行きます。

SPALDING : なるほど、ではスイーツストアや伊勢丹に行けば、会える確率大ですね。

TAIRA : はい!

SPALDING : 伊勢丹によく出没されるとのこと、普段はどんなファッションがお好きですか?

TAIRA : カジュアルなスタイルも、ワイドパンツ等綺麗めスタイルも好きですね。色はモノトーンが多いですが、水色やグリーン等の差し色も好きですね。

 

<Spaldingについて> 

SPALDING : 2020年3月からTeam Spaldingのメンバーになられたことについて
TAIRA : 嬉しいです! チーム・スポルディングでの撮影には、皆さんとっても優しくて、楽しい撮影です。島根スサノオマジック所属橋本尚明選手もいらしたのですが、そのようにスポルディングを通じて、Bリーグ所属の選手ともお会い出来るのはとても刺激的です。

SPALDING : Spaldingブランドについての印象をお聞かせ下さい。

TAIRA :  やっぱり“NBAオフィシャルボール”の印象ですね。

SPALDING : アパレルの印象はどうですか?

TAIRA : 柄が多いイメージです。これまでプラクティスウェアは、モノトーンのものしかなかなか出会いがありませんでしたが、先日スポルディングのプレスルームで実際に最新ラインを見せていただいて、色んなデザインやアイテムがあるのを知りました。様々なアイテムにもチャレンジしてみたいです。

SPALDING : 是非是非チャレンジしていただきましょう。どんなアイテムが印象的でしたか?

TAIRA : 機能素材でデザイン性があるスウェットですね!あれ欲しいです。それから、モコモコ素材のアウタージャケットも色々あって、どれも来たくなりました。アウターは練習前後の必需品ですから。 そうそう、それから「靴下が可愛い!」 。前所属の飯島選手がはかれていた靴下が可愛いと、周りで話題になっていましたから、気になっていました。

SPALDING : はい、たくさん着てみて下さいね。

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フレッシュさと、強い芯と、チャレンジャー精神を感じる平選手。

チーム・スポルディングのメンバーとして、さらなる活躍に期待したい選手です。

 

平典紗(たいら つかさ)選手

■所属:新潟アルビレックスBBラビッツ
■背番号:9
■ポジション:G (GF)
■身長:165cm ■体重:59kg
■生年月日:1996年11月20日
■出身地:神奈川県
■コートネーム:ツカサ
■プレー歴:鵜野森クラブJr→鵜野森中→旭高→東京医療保健大学(2019インカレ出場 関東3位)SF

2019-20シーズン「新潟アルビレックスBBラビッツ」にてWリーグ所属バスケットボールプレイヤーとしてデビュー。鮮やかなパスで魅せる新潟のピュアガード。冷静で判断力の優れた司令塔でありながら、精確なジャンプシュートやドライブ、ディフェンスも得意。「誰よりも動きたい」「コートでのプレッシャーディフェンスを見て欲しい」と話す、今後の成長が楽しみなプレイヤー。

 

 


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